生きる源

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いつもお米も購入している直売所で、
このところ売り切れがつづいていた玄米をやっと買うことができて
久しぶりに玄米食に戻ると、「やっぱりおいしいなあ…」と
身体の中から湧いてくる玄米パワーにしみじみ。
日本人の生きる源です。

「一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ」

ちょうどそんな折に、
我が家から車で20分ほどのところにある古民家スペースで
詩人のアーサー・ビナードさんの講演会がありました。
今回のお話は、英訳絵本を出版されたばかりの
宮沢賢治「雨ニモマケズ」の詩について。
…これは、「質素で勤勉な」暗い詩などではなかった!
これが書かれた1931年頃の岩手の里山の、
現代人の私が知る由もなかった「豊かさ」にびっくり。
たしかに、玄米はいくら美味しくてもひとりで一日に四合は
とてもとても食いきれましぇん…。
「言わずもがな」の部分を感じ取ると、生活の知恵とか
ご近所さんとの協力体制とか、2014年に生きる
私のような者が忘れ去っていることが見えてくるんですね。

古民家の周りの、雨に濡れた新緑のにおい、
焚かれていたかまどのにおいに心も潤いました。

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お知らせです☆
来週5月10日(土)は西荻窪のコポ・ド・ジアで
「木下ときわ音楽会」があります。
コポの美味しいお料理をいただきながらの
新緑の音楽会、ぜひお越しくださいませ。詳細は☆こちら☆

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2014-05-01 | Posted in ... Blog ...Comments Closed