2013-02

シモーネのCDに出会う

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新宿に行ったときに立ち寄るのが楽しみなのが…
ディスクユニオンです。
今回はビルの上階にあるクラシックコーナーも初めて覗いてみたら、
思ったより広くてびっくり。
先月、我が家にレコードプレーヤーが来たので
(昨日は大きなスピーカーも♪)、
アナログ盤を探す楽しみも増えて、うれしいことです。

さて、ラテンフロアの中古コーナーでSimoneの
「Fica comigo esta noite」を発見!
シモーネの歌は90年代以降のが好きなのですが、
日本盤は出る気配もないし、ブラジル盤さえなかなか入ってこない。
このアルバムは2000年のです。存在は知っていたけど、
ここで出会えるなんて!ついてるなあ〜(^^)
もう何回か聴き返したところ、このアルバムは、ほんとにいいわ〜。
前半にジョアン・ボスコ、ジョアン・ドナート&シコ・ブアルキなど
ベテラン勢の曲、後半でゼカ・バレイロやレニーニなど
(当時の)若手の曲を取り上げています。

シモーネのアルトの声はやさしく力強く、
ほんとうに気持ちがいいし、
ゼカ・バレイロの「Lenha(私の炎が消えないように、
ここへ来て、薪をくべて、という内容の曲)」は前から好きな曲で、
シモーネにかかると、やはり彼女の「歌」になるのが
素晴らしいなあ…とためいきものでした。
ゴージャスなアレンジも彼女のスケールに見合っているからで、
この身をゆだねたくなるような大らかさは
生命力溢れる歌と、アレンジならではなのだなあ。


ブラジルで売られていたCDは、
ショップのシールが貼ってあったりするのですが、
ケース裏にサンパウロ州のアシスという町のお店のシールが
貼ってありました。アシス…どんな所なのだろうと
思いをめぐらせてみたり。
何よりアシスからうちまで旅してきてくれて、感謝〜。

タイトルの、Fica comigo esta noiteは
「今宵、私とともに」という意味です。
手に入りにくいCDのことを
こんなに推薦盤のように書いてしまったけど…
わたしもいつかこんなアルバムを
作ってみたいものです。

 

2013-02-27 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

ほっと一息する場所

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日曜日に更新した「声のひととき」でお話した
お伊勢参りの模様をいくつか載せますね。

上の写真がまず向かった、「伊雑宮(いざわのみや)」です。
メインの内宮・外宮からも離れた里にある、ひっそりと佇む小さな神宮です。

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伊雑宮までは特急の駅からローカル線に乗り換えていきます。
ワンマン運転、無人駅。きっぷ売り場はなく、車内の運賃箱に料金を入れます。
なんとものどかな時間が流れています。

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外宮(げくう)に行く前に「伊勢うどん」で腹ごしらえ。
たまり醤油をからめていただきます。けっこうクセになりそう。

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天気もよかったので、大きな木々と木漏れ日の光の中を抜けて
お参りをたくさんしました。日本人は「木」と共に生きてきたんだよなあ。

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内宮(ないくう)を流れる「五十鈴川(いすずがわ)」にかかる
「宇治橋」を渡って天照大神のいらっしゃるお社へ向かいます。

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五十鈴川はさらさらと清らかに流れています。
眺めていると心身ともに洗われるようです。

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「おかげ横丁」という、おみやげ屋さんや飲食店街でもゆっくり楽しめます。

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まんなかあたりの瓦の上に鳥がいるのが分かりますか?
すごくきれいな鳴き声でした。なんていう鳥だろう・・・

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寒かったですが、たくさん歩いて、たくさん飲み食いし、
お参りもたくさんしてきました。

仏教のように立派な仏像や威厳のある建物があるわけでもない、
戒律も経典もない神道。
戦前までは神道や神宮のことを学校でも
教えてくれていたそうですけど、
今の私たちには知らないことがいっぱい。
棲家を求めて日本中を旅していたアマテラスオオミカミが
伊勢に落ち着いた理由のひとつは「美味し国」だから、という
なんとも人間的な、親しみやすさ。

そう、神宮も、近所の鎮守の森も、
日本人が「ほっと一息する」場所なのかなあなんて思いましたよ。

 

2013-02-21 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

第61回 お伊勢参りの話

再生ボタンをクリック↓ [audio:http://tokiwakinoshita.com/wp-content/uploads/2013/02/13-02-17.mp3|titles=13-02-17]
2013-02-17 | Posted in ラジオ「声のひととき」Comments Closed