2006-05
みちのくツアー 〜 福島
午後、こちらでもラジオの収録がありました。ふくしまFMの「一枚の写真から」という番組で、パーソナリティは福島・仙台を拠点に活動されているボサノヴァ・シンガーの吉田慶子さん。今回初めてお会いしましたが、ふんわりと朗らかな、春風のような方で。話していくうちに、高校時代の親友に雰囲気が似ているなあ、と思って、ますます親近感が湧いてくるのでした。
慶子さんの新しいアルバム「一枚の写真から vol.2」も、とても素敵なアルバムでした。やわらかだけど芯のある歌声に、すうっと惹き付けられて、聴き入ってしまいます。珠玉のサンバ・カンサンをたっぷりと楽しめますよ。
収録したラジオは、5月15日〜18日放送、再放送は5月21日だそうです。電波の届く方はぜひ、聴いてみてくださいね。もちろん、小畑師匠とマツモニカさんの小噺、大噺も入っています！
夕方、ライブ会場「マジー・ノアール」へ。フランス語で”黒魔術”って意味ですよね。独特な雰囲気で、パリのシャンソン酒場(行ったことないけど!)みたい。
マスターがまた面白いキャラクターの持ち主で。サティの「きざな気取り屋の三つの上品なワルツ」という曲のタイトルを今、思い出しましたが、こんな雰囲気をもつ、ムッシューでした。彼のボキャブラリーとしぐさが、かなりツボにはまってしまって、失礼ながら笑いっぱなしでした。このお店が近くにあったら、きっと通ってしまうわ…。
風邪がかなり喉に影響してしまい、かすれ声でのライブでした。こんな状態で人前で歌ったのは初めてです。自己管理不足にひたすら反省。でも、2回目のステージではダブルアンコールをいただき、見に来てくださってた慶子さんも一緒に「イパネマの娘」を歌いました。楽しかったです。小畑さん、マツモニカさんも、ほんとに素敵な演奏で、この日のことは忘れられません。
打ち上げは、スタッフの六角さん、マジー・ノアールのマスター、すてきな女性店員さん、慶子さんと、演奏者3人で中華料理屋さんで、午前2時すぎまで。ここもまたとても美味しい、いいお店でした。テーブルの壁側に私たち演奏者3人。向こう側の4人のみなさんそれぞれの、息子・娘絡みの話で盛り上がったのですが、「こっち側は誰も、子供も、家庭すらもっていないなあ」と、言おうとして、言えませんでした。。。
翌朝、マスターに教えてもらったコーヒー豆屋さんビーンズへ。注文したらその場で煎ってくれます。何十種類もの豆がありましたが、すすめられた「ゴールデン・マンデリン」が素晴らしくおいしかったです！ここでずっと欲しかったコーヒー・ミルも買って、東京へ帰ってきてから毎朝ゴリゴリやっています。ここのお店も近くにあったら毎週でも通うのに…。こだわりをもってやっている、素朴なお店でした。
各地で、素敵な人たちに出会い、楽しい思い出ができたのも、小畑さんの人望の厚さがあったからこそです。いい旅をさせてもらいました。
みちのくツアー・終わり
2006-05-03 ｜ Posted in ... Blog ... ｜ No Comments »
みちのくツアー 〜 秋田
帰ってきてからもうだいぶ時間が経ったのですけれど、、まだまだみちのくの思い出を書かさせてもらいます。
ツアー4日目、宮城蔵王を発ち秋田に18:00すぎ到着、ホテルにチェックイン後さっそく現地の方のもてなしを受けました。
小畑さんのご友人の秋田テレビの方に連れていってもらったのが、「まいど」という焼き肉屋さん。店内はいい具合に年季が入っていて、「昭和」の懐かしい雰囲気がぷんぷん。矢沢永吉に似た渋いマスターが一人でやっていて、20席くらい、常に満員。ここのお肉が、素晴らしくおいしかったのです。う〜ん、めったにこの質、肉の厚さにはお目にかからないです。みんなでジュージューやって、もう勘弁してください、というくらいいただきました。いいお店だったなあ、と帰り際に記念に一枚パチリ。
秋田は寒いから、みんなよくお酒を飲むので、飲み屋文化が発達しているのだそうです。この「まいど」の界隈には飲み屋さんが一万軒はあるとか。そのうちの一軒、おしゃれなバー「AXIA」でみんなで一杯したあと、ホテルへ戻る。
泊まったホテルには温泉スパがついていて、就寝前にとりあえず温まろうと、スパ閉館間際にザブン。秋田まで来ると4月半ばとはいえまだだいぶ寒くて、お風呂上がりにパソコンをいじってたらどうやら湯冷めしてしまったみたい。。
翌日、朝風呂もしっかり入って、お昼ご飯は稲庭うどんを食べに。ホテル近くの「寛文五年堂」というお店で、ここもおいしかった〜。そして、茜屋珈琲店で食後のコーヒー。学生時代に早稲田店でバイトしていたので、ここ秋田店でもカウンターの感じとか、ウェッジウッドのカップとかスプーンとか、懐かしくなりました。秋田店は上品な雰囲気ですが、早稲田店は学生街！という雰囲気がむんむんで・・・う〜ん懐かしい。
午後、ライブ会場「カフェ・ブルージュ」でセッティングした後、秋田FMへラジオ生出演しに。設備が、20年くらい前？のものがまだ使われているんですよー。素敵です。思わず写真を撮ってしまいました。4月の頭に伺ったJ-WAVEとは違う国のようでしたが、こういうのいつまでも大事に使ってほしいです。
18:00、番組スタート！パーソナリティの女性が二人いて、うわぁー、おしゃべりのテンションがものすごく高い！ついていけるかなあ？最近の流行ものとして「えびちゃん」「えび売れ」の紹介をしつつ、そんな中に、ぽこんと「TOKIWA」を紹介するコーナーが。ついゆっくりしゃべってしまう私に代わり、秋田美人パーソナリティにテンポよくアルバムの説明をしてくれたのが、小畑さんでした！そして必ず笑いをとるマツモニカさん。
怒濤の生放送10分間でした。
急いでライブ会場にもどり、演奏開始。始まってみたら、お店のママさんを中心に、お客さんのノリが、ものすごくいい！あたたかく盛り上げてくださって、最後の最後には会場がダンスの渦に・・・。まったく予想していなかったです。とても嬉しくて、風邪気味だったのですが少し無理をしてしまったかも。
老若男女、外国の方までいらして、みなさん陽気な方々で、打ち上げも笑いっぱなしでした。出前のお寿司がこれまたおいしかった。宴の終盤、小畑さんが落語を一席。「あくび指南」すごくよかった！
秋田はラテン気質だったのだなあ、日本はいろんなところがあるなあ、と思うのでした。
2006-05-01 ｜ Posted in ... Blog ... ｜ No Comments »