ぶらりと島根の旅〜出雲へ

以前はご近所づきあいだった母の友人の織物作家さんを訪ねるため、母と二人、私にとっては初めての島根にいってきました。

出雲空港に到着する前、宍道湖の上を滑るように降りていく。飛行機はあっという間すぎて、はるばる遠くまで来たんだ…という実感がなかなか湧いてこなかったです。

空港から出雲大社までのバスの中から。水を張ったばかりのたんぼに混じって青々とした麦畑が広がる。遠くにゆるやかな山並み。ああなんかぽか〜んと開けていて気持ちいいな。

まずは割子そばで腹ごしらえ。

スケールが大きいです。とうとう、来れました。出雲大社へ。

拝殿まで松の参道がつづく。新緑の風が心地いい。歩きはじめると、ポトリ、と鳥の落し物が手に持っていた上着に。「運」がついたかな(笑)

八重桜が満開でした。

出雲大社では「二礼四拍手一礼」と知りおどろきました。神様への敬意を表すためだそうです。近くの神社へはよくお参りするので、四回手を打つのは新鮮です。

出雲大社は60年に一度の遷宮があり、一昨年行われたばかりだそうです。伊勢神宮よりゆったりしたサイクルなんですね。

神楽殿の注連縄は日本一の大きさだそうです。中からちょうど祈祷中のお神楽がゆるやかに流れてきました。

出雲大社のお隣、北島国造館の敷地にある天神社。小さなお社ですが、周りを囲む水辺の景色を含めてなんとも清々しい。

さらにお隣、命主社(いのちぬしのやしろ)では樹齢1000年のムクの木がしずかに迎えてくれました。

休憩タイムは冷たい「出雲ぜんざい」で。ここまで結構歩きました。この後、やはり大社のお隣の古代歴史博物館で圧巻の銅剣・銅鐸を見て、出雲風土記のことを知り、気分は国つくりの時代にタイムスリップ。さらに日没前に海が見たい!と日本海へ向かっててくてく歩きました。

「稲佐の浜」に来ました。「神在月」になると全国の八百万の神が、この浜から、出雲へ入ってくるそうです。そして集まった神々は人々みんなの「縁」をどうつないでいくかを会議するのだそうです。曇りがちだったので夕日は見られませんでしたが穏やかな海の向こうをしばし眺めていました。

浜を去ろうとした時に同じく散歩中の先客と出会う。ここによく来ているみたいね。
たくさん歩いた後は、温泉とお魚と日本酒で疲れを癒やしました。

 


2017-04-30 | Posted in ... Blog ...Comments Closed