蓮の花~いただきますのお話

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以前お世話になっていた方のお宅へ久しぶりに伺うと、蓮の花が飾ってありました。夏ですね。

蓮の花は、仏教とも深い関わりがありますね…先日名古屋から東京へ向かう移動中、前の席にスリランカのお坊さまがすわっていました。あの、ダライ・ラマ法王が纏ってらっしゃるような深いオレンジ色の袈裟でした。間近で見るとほんとうに濃くて深いオレンジ色。でもチベットではなくなぜスリランカか分かったかというと、お坊さまが読んでいたタブレットにシンハラ語の丸い文字があったからです。失礼ながら、まじまじと観察しちゃってますね、私。前にスリランカのお坊さんの書いた本を読んでいたこともあったので、親しみが湧いてしまって、ついつい。

その、移動中に、永六輔さんの訃報を聞きました。ああ、またおひとり、日本の良心のともしびであるお方が、逝かれてしまったのか…と車内で、お坊さまのうしろで、しばし、こうべを垂れ…。永さんもたしか、お寺のご出身で、ラジオで「いただきます」という言葉の意味についてお話をされていました。これは仏教の教えから来たことばで、「あなたのいのちを私のいのちに変えさせていただきます」という生きとし生けるものへの感謝の言葉だと。あらゆる食べ物はあなたのためにいのちを落としているのを忘れてはならない、と。目の前のものを有り難い気持ちでいただいていると、心もやわらかくやさしく、体にもいい栄養としてしみこんでいきそうです。

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さて、お気づきとは思いますが、今週ホームページをリニューアルしました。スマートフォン、タブレットでも見えやすくなりました。

そしてお伝えしていますように、もうすぐライブがあります。18日は西荻窪のコポ・ド・ジア、23日は浜松のユパンキです。永さんの書かれた美しい歌詞のうた、ある方にインスパイアされてできたうた、なども演奏予定です。どうぞお楽しみに。


2016-07-16 | Posted in ... Blog ...Comments Closed