風を吹かせて

にわかに、国会の「解散風」が吹き荒れています。
年末にバタバタと総選挙になるのでしょうか。
明日は米軍基地問題が争点の沖縄県知事選、それに
「子供たちを被曝から守る」ことを掲げて立候補した
ラッパーのDELIさんが話題の松戸市議会議員選挙もあります。
先月は福島県知事選、地球の裏側ではブラジル大統領選、
そのあとに米中間選挙もありました。

ブラジル大統領選の時、ミュージシャンやサッカー選手が
「私はこの人に投票する」とツイッターに投稿しているのを
見かけました。それぞれ、応援する人はいろいろだったのですが。
そのツイートに対して、「そんな！」とか
「信じられない！」とかのリプライもありますけれど…
それはそれだよなあ、と思いました。アメリカの大統領選だって
大物ミュージシャンがイベントに駆けつけて歌ったりします。
そもそも音楽家も芸術家もスポーツ選手も、反骨精神から
出発しているのですから。

日本には、政治的・社会的発言をするのがタブーな「空気」が
あって、でも、これから少しずつ変わっていくのではないかな、と
思っています。私にはまだ「この人でしょ！」と声高に言う勇気は
ないのですが、これだけは。「選挙にはぜったいに行かなきゃ！」です。
「棄権は、危険」とどなたかがおっしゃっていた通り、
選挙に行ってもらわないことでおいしい思いをしてしまう方々を、
ギャフンと言わせるのは、面白そうじゃありませんか？
そういう風をひとりひとりが吹かせられるのです。