花咲か長老

春は出会いと別れの季節というけれど。
近所の、長老のお宅の道具置き場に暮らすネコ。
長老のお庭には四季を通していろんな花が咲き乱れて、
バス停への道のり、その前を通るたびに目を楽しませてくれる。
もとはといえば…「こんなにいつも花いっぱいのお庭、
いったいどんな人が住んでいるんだろう？」と長いこと思っていた所へ、
この春、とうとうその庭の主が「長老」なのだと分かった。

「長老」の呼びかけで、公園の落ち葉清掃の手伝いに行った。
長老の手際の良さ、段取りのよさに惚れ惚れし、
さっぱりとしたお付き合いの仕方に清々しさを覚える。
この、いつも色とりどりのお花たちは並大抵の世話では
できないだろう…よっぽど働き者のおじいさんなのだと思う。
御歳はまだ尋ねていないけれども…。

花咲かじいさん、というよりは花咲か長老と呼びたい。
庭の花々を楽しませてもらっているお礼に、また清掃を手伝おう。
ネコたちもここにいつのまにか住み着いて、悠々と暮らしている。
ささやかな春の出会いだ。

さてさてもうすぐ、１９日（土）は
祖師ヶ谷大蔵カフェ・ムリウイで歌います。