「音楽家の本棚」

写真 3

(写真は近所の花水木の実ですが)
金木犀のにおいが…してきました!
今年は、におえなかった…と思っていたら、
まだ咲いていなかったのですね。
いつもなら10月の幕開けを知らせてくれるように
初旬からにおってくるのに、今年はずっと暑かったから
咲くのが遅れていたんだろうな。あ〜、この香りの中を抜けて、
さらにさらに秋は深まっていくんだよねぇ。

う〜ん、気候に左右されない点でいえば、
彼岸花はその年が暑かろうが寒かろうがお彼岸にきっちり咲くから、
感心しながら不思議だなぁとつくづく思います。


さて、今年の5月に盛岡のカフェ、cartaさんでの
「音楽家の本棚」という企画に参加しました。
「音や音楽にまつわる本」が数冊、
家の本棚からcartaさんに出張して、
お茶を飲みながら手にとってもらっておりました。
他の音楽家の方々の本棚も興味津々であります。
どうぞこちらをご覧ください。
http://carta.blog.shinobi.jp/Entry/736/

cartaさんのコーヒーと
香ばしさと歯ごたえがたまらないクッキーと一緒に
ゆっくり本を手にとって眺めて…
いい時間が流れていたのだろうなあと想像します。

この企画時に、私が引越しなどで余裕が足りず
それぞれの本にコメントをつけられずにいたので、
ちょっとここで補足などをしておきたいと思います。

●喝采、蘇る ちあきなおみ
著者は石田伸也さんです。
あんなに素晴らしい歌手なのに、歌うことをやめてしまった
ちあきさん。その足跡を追うような本です。
ビリー・ホリデイの一人芝居のくだりが、特にグッと来ます。

●一に愛嬌 二に気転 淡谷のり子
淡谷さんのお話は、本当にすごいです。
女性として、歌を志す者として、こういう強い生き方を
語ってくださる「大人」のお話に飢えてる気がします。

●声帯から極楽 巻上公一
巻上さんをはじめてライブで見た時(ブラジルの
パーカッショニスト、シロ・バチスタのライブのゲスト)
日本人に見えなくて、アマゾンから来たインディオなのかなーと
思った。それくらい、濃い生命力を感じる声と歌でした。
いても立ってもいられず、この本にたどり着いたのでした。


…まだ、他の本がありますが、
長いブログになってしまうので、
つづきはまた書きますね。

この時期にこのリストを公開されるcartaさん、
秋で粋でウキウキするはからいです♪

 


2012-10-20 | Posted in ... Blog ...Comments Closed