感謝のきもち

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先週の夏至の夕暮れに、風鈴を出しましたよ。
この日は風がほとんどなくて、出しても初めはしーんとしていて、
しばらくしたら、一回・・とても澄んだ音が響きました。

日本の空、海、野山や街が
どこまでもどこまでも澄みわたって欲しい、と
祈るような音に聞こえました。


何年か前に福島県田村市の里山喫茶「燦」を訪れたとき、
それはちょうど夏至が過ぎた頃で、
そこの女主人の類子さんが「夏至が過ぎると
山はもう秋に向かっていく空気になるから、
何となく寂しくなる」と
おっしゃっていたのを思い出します。


川内の小屋はどうなっているかなあ。
でっかい朴の木や、赤松は・・。
小屋の前では、四つ葉のクローバーを
たくさん見つけられたんだ・・。

人間が、しでかしたこんな事態とはまったくよそに
山や草木の季節は変わらずめぐっているよね・・


チェルノブイリ事故で、放射能に汚染されなかった
近くの村の泉の話を聞いてから、とにかく、
負の感情をぶつけるよりも、あの壊れた原発に
「今まで電気を供給してくれて本当にありがとうございました。
どうか安らかにお休みください」と、
そして福島の大地に「私たちのせいでこんなに傷をつけて
しまってごめんなさい、本当に、ありがとうございます」と
感謝の気持ちを精一杯送ることだよなぁ、と
毎朝、感謝を飛ばしています。
無駄なことだと笑われるかもしれないけど、
「想い」で何かが・・一ミリでも良くなるかもしれない。
ねぇ、みなさんも、一緒に飛ばしませんか・・?

 

 


2011-06-26 | Posted in ... Blog ...Comments Closed