電気についておもうこと


ちょっと、また、長々と書いてしまいますが・・・
よかったら読んでってネ。


中2の時、長年暮らしていた都営住宅から
倍の広さの公団住宅に引っ越したとき、
ほんとうになぜだか分からないんだけど
「もったいない意識」が私の中に芽生えて、
家中の「ムダだな」と思われるつけっぱなしの電気を
消して歩いてたの。

だってさ、何時間も誰もいない部屋をエアコンで
あっためておいたり、冷やしておいたりなんて・・・
普通の感覚からしたら、消したくなるよね??
でも、逆に、父からは「むやみやたらと消すな」と
注意されてたんだよね。

時は、80年代後半〜90年代初頭。
そう、世の中が「バブル景気」でイケイケだった頃。
父もその頃は、いいお給料もらってたイケイケサラリーマン
だったから(お笑い業界だったので当時はホントに
”イケイケ”だったよね)、電気の一つや二つ、
エアコンの一つや二つ、どーってことなかったんだよね。

でもね、東京生まれ東京育ちの私は、
東京タワーのあたりとか、お台場とかの夜景を見ても、
ちっとも「きれい」なんて思ったことがなかった。
むしろ「いったいどれくらいのエネルギーが
かかっているんだろう・・・」と背筋が冷やっとするような
思いで見ていたのよ。
経済成長!イケイケー!な世の中からすると、
私はそういう流れからずいぶん外れた、
いやな奴だったんだと思う。
誰に教わったのでもなく、私は自然と
こう考えるようになってしまったのよね。


今、節電で街とか駅の照明が少し暗くなって
ほんとにほっとするよ・・・。
夜が明るすぎると、やっぱり情緒がおかしくなるでしょう。
夜はろうそくくらいの暗い照明で過ごすと、
人間、もっと思慮深くなるよ。
まわりじゃなくて、「自分の中」に意識が
向くようになるよ。重心が、世の中じゃなくて、
「自分」にかかる、ってコト。


ああ〜、いろんな想いが渦をまいていてうまくまとまらないけど、
みんなが、つつましく、自分の分をわきまえて
生活していけば、原発なんか絶対にいらないはず!
それは極端に言ってしまうと、この本にあるような、
日本人がもともと持っていたすてきな世界なんですよ。

「カネ」と「欲」の亡者に、
私たちのライフラインも牛耳られていた社会、
どーしたって、おかしい!!そう毎日思うんです。

 

ときわ


2011-03-28 | Posted in ... Blog ...Comments Closed