等伯展へ その2

28日のライブのバンドリハをしました。
とっても、いい感じになってきました!
本番が楽しみです。
みなさん、ぜひ見にきてくださいね。

 

さて、等伯展のつづきを。
わたしが特にいいなぁ・・と思ったのは、
猿や虎や雀などの、 動物たち。
どの動物もみな「心」を 持っているようにあたたかく、
躍動感があって、とても引き込まれました。
大きな大きな涅槃図に描かれている象や獅子たちが、
あるものは嗚咽をあげ、
またあるものは身を寄せあってじっとこらえている。
絵を見ているものの悲しみを癒してしまうくらい
彼らの気持ちは深くて、そして清らかでした・・。

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そして、大学の時に出会った
智積院の絵と、再会できました。
絵と10何年ぶりに再会するなんて、初めての経験かもしれません。
それは、大きな楓の木や秋の草花が描かれた絵で、
自然の懐に深く抱かれるような心地よさを
たぶん昔のわたしも感じていたんじゃないかなーって思いながら、
一瞬、時と場所がひっくり返るような、
不思議な感覚がありました。

大器晩成だったという等伯さんの絵たち。
日本画に、こんなに親しみを感じて、
清々しい気持ちになったのって
今までなかったなぁ。

 

ときわ


2010-03-21 | Posted in ... Blog ...Comments Closed