おしょうしな~


山形へ行ってきました。

9月も半ばだというのに、暑い!
汗をたらたら流しながら、私にとって二回目の山形を
大いに楽しませてもらいました。
山形ブラジル普及協会・石郷岡会長ご夫妻、スタッフのみなさま、
聴きにきてくださった方々に、心からありがとうございました。

山形ならではのおいしいお料理、極上の日本酒とともに
個性バクハツなみなさんとの打ち上げもあたたかく、楽しく。
自転車で酒蔵を何十キロも巡るという
ロードレーサー乗りの紳士「出羽機く」さんお持ちのお酒と薀蓄、
美味しくてこんなに飲んだのは何年ぶりでしょう。

「山ブラ」に今回初めて参加したという女の子は
不思議な体験をすることが多いそうで、
「3曲目の時に天井の梁のところで着物姿の男の子が
曲に合わせてくるくる踊っているのが見えました」と。
みんなで「ざしきわらし!?」とビックリ。

タンタン(ブラジルの打楽器)奏者の松木さんからは
私のおばあちゃんの出身地・米沢の方言を教えてもらいました。
「おしょうしな~」は「ありがとう」。
「しょうしぃ」は「恥ずかしい」という意味で、
「こんなにしてもらって、わたし恥ずかしいなぁ」という気持ちで
「おしょうしな」と言うそうです。なんて、奥ゆかしくて
あたたかい言葉なんでしょう。
帰ってきて母に話してみたら「おばあちゃんよく言ってたよ!
懐かしいなあ」と喜んでいました。

翌日は、天童市のお蕎麦屋さん
「吉里吉里」でこの上なく美味しい
おつまみやお蕎麦をいただいた後、
山寺へ連れていってもらいました。

鬱蒼とした森の中の石段を
何段も何段も登り、
奥之院と大仏殿でお参りをして、
てっぺんの五大堂へ。
見下ろした里や畑、山々が
輝いてきれいなこと。
暑さと、予想外の運動量で
グッタリしましたが
汗をたっぷり流して、
清々しかった!


その後、車で15分ほど、
川沿いのcafe espressoへ。

エスプレッソもさることながら
新美君が注文した
バナナジュースも
ひとくち飲んだ瞬間
「・・・ん?」
お互いついニンマリ顔を
見合わせてしまう味。
昌平マスターの
国境を越えるような
遊び心のある味。

テラスで、なだらかな山の風景や、
桜の葉のそよぎ、
ゆっくり、いとおしく流れる時間を楽しむ。


帰りの新幹線は途中から一人だったので
しばし旅情に浸りました。

旅はいいなあ。
歌をみちづれに、出会えた人々や風景に、「おしょうしな~」の言葉が
心の中でずっとこだましています。
2007-09-17 | Posted in ... Blog ...No Comments » 
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