川内村、三春町にて

あぁ〜。
遅くなりましたが、前回の東北日記のつづきです。

* * *
船引町の「燦」でコーヒーをいただいた後、となり町・
三春町の野菜直売所へ。ここでしか買えないような、
地のものがたくさん売っているこういう直売所はとても
わくわくします。大きいお店で、豊富な品揃え。
季節の野菜、乾燥どくだみ、
弟切草の焼酎付け(虫さされややけどに効く)などなど
お土産に買い込みました。

そして、小一時間ほどかけて、川内村へ。
新美君がたびたび訪れている、彼の友達のお父さんが
建てたという無人の山小屋を初訪問しました。

森の中です。こんなに山深いと思わなかった。
みんなで小屋の中を片づけて、掃除をして、
ちゃぶ台で静かにお茶を飲んでいると、窓の外は
草木、虫たち、動物たちの世界そのものなんだなあ、と。
アスファルトやコンクリートの都会にはない
気配に囲まれているのが分かるのです。
ここで録音もできるかな、という話も。そうなったら
すてきだなあ。

山小屋を後にしたら、近くの「かわうちの湯」へ。
川内村は天然記念物モリアオガエルの生息地の一つで、
ちょうど今頃の繁殖期には”合唱”がより高らかになるそう。
この「湯」の入口の「モリタロウ君」の看板がかわいかった。
そして冷えた体も、ぽかぽかあたたまりました。

さていよいよ、三春町に戻って、目指すは玄侑さんのお寺。
座禅会というのは初めてです。2時間ずっとノンストップ
なのかしらと思っていたら、途中で休憩と、玄侑さんの
法話を挟み、20分くらいずつの座禅でした。
薄暗いお堂で、大勢の人たちと、静かに呼吸。
どのような気持ちで呼吸したらよいのか、というお話を
してくださるので、落ち着きやすかったと思います。
警策(叩く棒です)を持って回る玄侑和尚さんが前を通ったら
合掌してお願いして、両肩を3回ずつ叩いてもらいます。
痛い。けど、爽快。
ツアーの締めくくりに山のお寺でこんな静かな時間を
過ごせたのがうれしかったです。

* * *
郡山市から新美君行きつけの山小屋のある川内村までは
30kmくらいの道のり。その道中の町々を、今回のツアーで
つなぐように訪れることができました。
郡山(プレイタイムカフェ)→三春町(座禅のお寺)
→船引町(喫茶店「燦」)→都路村(今年1月に味噌作り)
→川内村、と。途中ひとつだけ、訪れていない町があります。
それが「常葉町(ときわまち)」というのも、
何だか面白いなあ、と思って。
2007-07-03 | Posted in ... Blog ...No Comments » 
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