火と土と、 風と水と

もうだいぶ前のことですが、ブラジルに行った時
パラナ州の田舎町で、日系人のお母さんたちが
自分の家の畑で採れた大豆で、味噌や豆腐、納豆を
作っていたのを見て、「私は日本人なのに
いつも食べている物の、作り方も知らないなあ。。」と
恥ずかしいような、残念な気持ちになったことが
ありました。日系お母さんたちが、すごく
たくましく、目に映った、そんな思い出があります。


でも、でも・・・
今回、郡山プレイタイムカフェのよしえさんから
お誘いと手ほどきを受け、福島県旧都路村で
初めて味噌作りを体験して来ました!

よしえさんを始め郡山のお仲間のみんな、そして、
作業場を取り仕切っている、山の主のような雰囲気の
佐藤さん、仁さんの頼もしい姿を、
後から追っかけるようにして、作業をしてきました。
味噌だけでなく、豆腐も作ったんですよ。
じつにじつに、楽しかったです。

火と、土と、風と、水とたわむれて、一緒に
作業して、エネルギーをもらった感覚です。

今、シベリア・アルタイのシャーマンの本を
読んでいるのですが、その中に
「時間の性質は、地球上の場所によって物理的に
異なるものだ」というようなことが書いてあって、
何だか大げさかもしれませんが、この日、
この山の中では確かに、ゆっくりと
しっかりと、時間が流れていたのを感じました。


作業が一段落して日が傾いてきた頃、
「事務所にそっちから入って!」と言われて
<ガラ>とドアを開けたら
「♪ハッピバースデートゥーユ〜♪」と
みんなが合唱で迎えてくれました。

((!!☆★%$#W*!☆!))

サブライズなんて、”ビバヒル”とかでしか見たことが
なかったのに、実際に自分がやってもらっちゃって
ほんとにオドロいて、感激して、
涙が出そうになってしまいました。でも
無理矢理こらえてしまって、、今思えば
こらえることもなかったのに、と。昔っから私、
こうなんですよね。。


樽に仕込んだ味噌は、8月の土用の頃に
天地替えをして、来年の今頃、熟成されて
出来上がりです。

一年間、わくわく気分で過ごせそう。


{ 味噌作り体験実況コーナーです }

薪を燃やして
大きな鋼の釜で大豆をゆでます。

沸騰してきたらアクを取ります。

やわらかくなった大豆を
ミンチにします。

塩と、米こうじを細かくして
混ぜ合わせます。

大豆ミンチが
人肌くらいに冷めたら、
塩&米こうじと混ぜ、練って
ソフトボール大にして
樽へ投げ入れます!ストライク!

カビが入らないように
ふちに塩をまぶして
直射日光のあたらない所に
一年間保存します。
2007-01-14 | Posted in ... Blog ...No Comments » 
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