2020-05

言葉は細胞

6/19(金) カフェムリウイでときわ音楽会を開催します。私にとっても久しぶりのライブとなります。新美さんの穏やかなギターとともに歌いますよ。キーボードで弾き語りも数曲織り交ぜてお送りします。ライブ形態についてはスケジュールの方に記しました。客席が限られてきますので、ご予約制とさせてもらいますね。よろしくお願いします。

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先日ラジオを聞いていたら、京大総長で霊長類学者の山極寿一さんが話しておられて、スマホを持っていない、と。番組パーソナリティの山瀬まみさんも「仲間だ!」と言っていたのでへぇ〜とびっくりして、私も「仲間!」でちょっと嬉しかったです。笑

SNSはパソコンで見ています。以前電車で、前に立っていた人が、スマホでフェースブックやインスタ、ツイッターを親指でものすごいスピードで見て回り、いろんな人への「いいね!」をぱぱぱっと0コンマ秒くらいの速さで押し続けているのがどうしても目に入ってしまって、中身を読んでいるのかなあ、と疑問になってしまいました。私の1投稿に何十分も費やしているのも一瞬で読み飛ばされているんだろうな・・・と思うとちょっとやりきれなくなるし、でも私自身もそういうことはやってしまってる。情報処理に追われて、言葉を味わえなくなってしまうのが怖い。

・・・そんな中でも、この引きこもり期間中に手紙をくれる友達もいて、そのぬくもりがありがたかったです。さいきん誹謗中傷が問題となっていますが、本来言葉は人を傷つけるためにあるものじゃないし、言葉は人を表すと言われる。普段使う言葉は私たち自身を形作る細胞のようなものだそう。自分の体にとり入れるものと吐き出すもの、その来し方行く末を想像できるくらいの余裕があればいいな。あ!食べる物も同じだなぁ。

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公園を散歩するといろんな野鳥のさえずりに包まれます。上の鳥さんたちは第二次大戦後、アメリカで収容されていた日本人捕虜たちが作った工芸品の写真集「The Art of Gaman」より。

 

2020-05-31 | Posted in ... Blog ...Comments Closed