2016-11

「Tempo」の話:時代おくれ

p1110271

「Tempo」を聴いてくださった方々からさまざまな感想をいただいて、
ありがたく、お言葉が身にしみています。
中には…晩酌のお供にしてくださってるという方も。
お酒と一緒に聴いてもらえるというのは、うれしいことですねえ。

p1110274

収録曲の半分を録った本藤さんのスタジオにはにゃんこが2匹おりまして、録音中はいつもしずかに見守っていてくれました。そう、「時代おくれ」もこの状況で、たしか、一回の演奏でOKテイクが録れました。空気がしんとして、不思議とエネルギーが湧いてくるような感じでした。

最近読んだ作詞家の阿久悠さんの本にあった、「時代おくれ」について。この歌詞を河島英五さんに渡したときに、「この曲の男はかっこよすぎますよ」と言ったのだそうです。「水割り二杯で帰るなんて、そんなかっこいいこと僕にはできません。ベロベロになるまで飲みます」と。

河島さんはやっぱりすごいなあ、自分の心にはとてもこの主人公が「かっこいい」とは映っていなかったです。ただ、歌詞からにじみ出ている、時代に流されない潔さと、ゆったりとした人の体温みたいなものに、ホッとするものを感じていました。
こうありたい、と感想をくださる女性陣も多いのが、心強いことです。

 

2016-11-26 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

new album「Tempo」

 tempo_jacketweb%e7%94%a8%e5%b9%85440px
この秋、私の新しいアルバム「Tempo」が完成しました。発売してから、一週間ほどとある道場に篭っていまして、昨日帰ってきたところです。

パソコンやテレビ、携帯、本など情報をもたらすものは一切遮断した場所で、心身を見つめなおす貴重な機会を与えてもらいました。

気持ちを新たにして、これからちょっとずつ、ニューアルバム「Tempo」の話をしていきたいと思います。

昨年の秋に佐賀県唐津市七山にあるエンジニア本藤さんのご自宅兼スタジオで録ったもの、そして自宅スタジオで録りためていたものを形にしました。すべてギター新美さんとの同時録音です。

シンプルなものほど露わになるので、素直に、今のじぶんの気持ちを、そのまま出せたらいいね、っていうのを心がけました。思い返しても、根気よく付き合ってくださった、本藤さん、そして新美さんには、感謝することしきりです。

Discographyページで3曲試聴もできます。
現在のところは、こちらのサイトでの通販とライブ会場での販売、直接の手売りのみになっています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

2016-11-19 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

2017年1月21日(土)
赤坂 橋の下

東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」より徒歩3分、
千代田線「赤坂駅」より徒歩5分
東京都港区赤坂3-7-15 B1
03-3505-5059

” 夜の太陽 “

18:00開場、18:30開演
2000円+1ドリンク(500円)

出演
ウッフコック号(小嶋佐和子vo. g. p. 、富樫善弥per. dance)
木下ときわvo. with 新美博允g.

opening act
GOOMOAN (久米貴p. 藤原敏弘p.)

赤坂のジャズバー”橋の下”にて歌います。
敬愛するシンガーソングライターの久米さんに企画していただきました。
「夜の太陽」とは、広がりのある言葉です。
この夜は佐和子さん、久米さん、私と、いくつかの
それぞれちがった惑星に旅するような感じなのでしょう。
ぜひお運びくださいませ。以下、久米さんのお言葉です。

「歌は声。

小嶋佐和子さんと木下ときわさん。
稀有な、しかし対極的な歌い手の邂逅を演出してみたくなり、この企画を立てました。
ディーバたちにはそれぞれ、阿吽の呼吸をもち、絶妙なサポートをするパートナーがおり、
それはあたかも、地球の裏側にいても月を輝かす、夜の太陽のようでもあります。」

ご予約を希望される方は
当サイトのメールへお名前と人数をお知らせください。

 

2016-11-09 | Posted in 2017年, ライブComments Closed