2014-01

冬ぼたんがほほえむ

P1080018

大台の誕生日という節目の日、
ゆっくりと「和」のものを眺めたいなあと思い「徳川美術館」へ。
まず、同じ敷地内の庭園「徳川園」で鮮やかな冬牡丹たちを愛でました。
冬牡丹は自然咲きの寒牡丹とちがって、春咲きのを温室で育てて
この時期に人工的に咲かせた花のことを言うそう。
ひとつひとつの株に藁の囲いがていねいに添えられているのが
いかにも「箱入り娘」風情で、かわいらしい。
そんな深窓の令嬢たちからでも、花のパワーをじゅうぶんもらい、
時折ぴゅーっと肌をさす北風もなんのその、でした。

徳川園はもともと尾張藩士の大名屋敷だったのが
戦時中の大空襲で建物も樹々もほとんど焼けてしまったそうです。
入り口の重厚な「黒門」は唯一戦火をくぐり抜けた建造物で、
思わず「よかったね」と労いたくなる。しずかに佇んでいます。

この町の周辺も、ところどころ、古い日本家屋が残っているのが
見かけられます。でもほとんどは整備されて、新しいマンションが林立。
もし空襲なんかなければ…古き良き風情の街並みだったのか、それとも
開発の憂き目にあいマンション街になる運命は避けられないのか。
…色とりどりのぼたんは、どんな時代の波がやって来ようと、
陽の光にほほえんでいるようです。

P1080006

これは「太陽」という名前の牡丹でした。
美術館で見たものはまた追々に。

 

 

2014-01-25 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

第83回 新年明けての寒さ対策

再生ボタン↓をクリック [audio:http://tokiwakinoshita.com/wp-content/uploads/2014/01/14-01-13.mp3|titles=14-01-13]
2014-01-13 | Posted in ラジオ「声のひととき」Comments Closed 

 

母のお雑煮

P1070930

平成26年、あけましておめでとうございます。
お正月は東海地方も穏やかに晴れていました。
今も、窓際の陽だまりでポカポカ日向ぼっこしながらこれを書いています。

暮れに親戚の家でご馳走を食べ、お正月は家でのんびり。
初詣は熱田神宮へ。出店もたくさんあって賑わっていました。
お参りした後にはいつも、名古屋名物どて焼きと、
(なぜか八戸の)せんべい汁の屋台に吸い寄せられます。
どて焼きは関東の人間からするとびっくりするほど甘いけど、
フーフー言って、ぶらぶら見物しながら食べるのがまたおいしい。
せんべい汁は白菜や野菜のだしがきいていて、冷えた体が
あたたまりました。

その後、栄の眼鏡屋さんでメガネを新調。気分一新しました。
夜、実家に電話したら父も母も犬ものんびりしていたみたい。
母のお雑煮がちょっと恋しくなって、「今年も作ったの?」と
聞いたら「一杯分しか作らなかったよ」と。子どもたちも
いないので張り合いがないのかもね。あらら…じゃ、
近いうちたくさん作ってもらわなきゃ。ごぼうや鶏肉や里芋などなど、
東北系の具だくさんのお汁、こげ目のついたお餅をドボン。
三つ葉とゆずをトッピング。うーんやっぱり恋しい。

今年も佳い一年でありますように。

 

2014-01-05 | Posted in ... Blog ...Comments Closed