2013-11

第８０回　近所の幻のパラダイス

ありがとうございました

秋の連休でした。
あちこちでお祭りや学園祭など、賑わっていたようです。
楽天イーグルスが東北に日本一をもたらしましたね。
私は2日は南浦和、4日は西荻窪で歌ってきました。
企画してくださった方々、聴きにいらしてくださったみなさま。
心から、ありがとうございました。皆様からあったかいパワーをもらって
充実した気持ちで歌うことができました。
立派な花束もいただき、私の好きな色合いで嬉しかったです。
写真を撮ったらカメラが「料理モード」になっていて、
なんだかまぶしい感じに写ってしまいました。。

お客さんからご要望もいただきましたので、
4日の西荻窪 Copo do diaで演奏したセットリストを、
原題・原作者もちゃんと添えてお伝えしますね。どうぞご参考に。

＜1st＞
1. 過ぎゆく時への手紙 − Resposta ao Tempo
（Cristovão Bastos/Aldir Blanc/日本語詞：木下ときわ）
2. 私の大地から− Da minha terra
（Nilson Chaves/Jamil Damous/日本語詞：木下ときわ）
3. AMAPOLA
（Jose Maria Lacalle/Luis Roldan/日本語詞：湯川れい子）
4. 蝉のように− Como la cigarra
（María Elena Walsh/日本語詞：新美博允）
5. 夜明けのうた
（いずみたく/岩谷時子）
6. LENHA
（Zeca Baleiro）
7. 海へ来なさい
（星勝/井上陽水）

＜2nd＞
1. Alfonsina y el mar
（Ariel Ramírez/Félix Luna）
2. 黒い鷲 − L’Aigle noir
（Barbara/日本語詞：岩谷時子）
3. Desenredo
（Dori Caymmi/Paulo Cesar Pinheiro）
4. 白い翼 − Asa Branca
（Luiz Gonzaga/日本語詞：あがた森魚）
5. ヨイトマケの歌
（美輪明宏）
6. 愛はここに − Sou Eu
（Isolda/Eduardo Dusek/日本語詞：新美博允）
7. 飛んでったサンビスタ
（新美博允）

アンコール：ケサラ − Che sara
（Jimmy Fontana/Franco Migliacci/日本語詞：リクオ）

次回のライブは12月7日(土)郡山にて、
「木下ときわ音楽会 with コーチはじめ」at ギャラリー觀 vol.3ですが、
ご予約満席となったそうです。本当にありがとうございます。
そして、12月15日(日)にはCopo do diaの8周年記念パーティーで
ミニライブをしますので、追って詳細をお伝えしますね。

正直であること

日本の都会には世界中のおいしいものが集まってるから、
ランチは中華、夜はイタリアン、明日のランチはスリランカ料理…と
振り返ってみるとけっこうビックリな食生活を送っていたりします。
世界的に見てもすごく贅沢なこと。でも最近の偽装問題にあるように、
贅沢になればなるほど何かと虚偽というものが蔓延して、
その中でもう慣れっこになっているような気がします。

本当の贅沢って、やっぱり、「本物」が食べられること。
子供のころに食べていた野菜ははっきり言っておいしくなかった。
最近、直売所の野菜を買うようになってその本来の美味しさが
分かるようになったもの。農薬だらけの大量生産品でなくて、
形がいびつでも、年がら年中食べられなくても、
「いのち」をいただいているんだなぁ、と実感のわく、シンプルなもの。

でも、ある農家さんのブログを見ていて、
やはりウソ偽りなく作ることのむつかしさ、
となりのよく実っている畑を見ていると
つい農薬を使ってしまいたくなる、という話も、
その苦労が私のような者でもほんのちょっとは分かる気がします。
自分の心にでさえ、ウソ偽りなく生きていくのは、
これがなかなかむずかしい。
つい自分を誤魔化し、楽をしたくなってしまうから。
正直であることは、○○を見るどころか、最高の贅沢なのでしょうね。