2013-07

夏の祭りの夜

夏はやっぱり祭りの季節。
昨夜は友人ご夫妻に誘ってもらって、
愛知県の幻想的なお祭りに行ってきました。

津島という名古屋駅から名鉄で岐阜方面に30分ほど
ゆられたところにある街の、「天王祭」という
500年前から続いている伝統的なお祭りで
国の重要無形文化財にもなっているそうです。

津島駅から、会場の天王川公園までの10分くらいの道のりも、
昔ながらの佇まいのお店があったりして、のどかで楽しい。

津島神社も今年に遷宮があるのですね。

会場に着くと、人も屋台もたくさんで、
いよいよ始まる高揚感で満ち満ちています。
私たちは日が暮れる頃に到着して、水辺で和太鼓や火縄銃の実演、
打ち上げ花火を買ってきたワインを飲みながら楽しんでいました。

祭りのクライマックスには、
1年をあらわす365個と、月の数の12個の提灯を灯した船が5隻、
独特なリズムの太鼓と笛を奏でながら
ゆったりと川を漕ぎだしていくのです。
それはそれは華やかで、夢でも見ているかのような光景でした。
こんなお祭りがあったなんて、知らなかった。

500年もの歴史の重みと、街の人々の
ヤンヤヤンヤの俗っぽさが完全に同居していて、
年に一度のこの日を老いも若きもみんなで祝い、
心も解放されて楽しんでいる。これぞお祭りなのだなあ。

* * *

さて、8月のライブは…
4日（日）に千葉・柏「スタジオ・ウー」で
「木下ときわ音楽会」があります。
バンドリン奏者の寺前浩之さんをお迎えします。

19日(月)は名古屋は今池の「TOKUZO」で
3バンド出演のライブで歌います。

「夏の祭りの夜」を悠々と歌い、奏でたいな。

第７２回　紙風船をもらいに

神戸にて、ありがとうございました。

暑い暑い日がつづいています。
うちは、テレビもねぇ、エアコンもねぇ、でがんばってましたが
先日、とうとうエアコンを一個つけました！
北側の、通称「庵（いおり）」と呼んでいる部屋に設置。
おかげで暑さと闘いながらの歌の練習じゃなくなったんです。
自分の家が涼しい！というのは、
はじめて３種の神器がやってきた時みたいに（？）
感動的な体験でしたよ…。カルチャーショックのような。
一体、いつの時代に生きているのでしょうねぇ。笑

さて、先日の海の日に神戸でライブがありました。
声をかけてくれた、ワン・トリック・ポニーさん、そして
かわいいギター・トリオのKaiManaちゃんたち。
みなさん、ピュアで、素晴らしかった。
心から素敵な時間を楽しみましたよ。
会場のbrothers&sistersはブルースの音が壁に、天井に
染み込んでいるような雰囲気のいいライブバー。
この日に出会ったあたたかいみなさんに感謝します。
ありがとうございました。

私たちの演奏した曲目はこんな感じでした。
1. 夕凪のとき
2. 祭りの花を買いに行く
3. 朝日の当たる家
4. 蝉のように
5. ふなまち唄
6. 海へ来なさい
7. Desenredo
8. 黒の舟唄
9. 飛んでったサンビスタ
10. 愛の讃歌

歌い終わって、外の空気を吸おうと店を出たとき
道端にこれからまさに孵化せんとする蝉を見つけました。
その歩みは一歩一歩力強く、ひたすら一心に前へ進む姿に
しずかに心を打たれておりました。

最後に、ワントリのお二人とお店の前で撮った一枚を。

みんなすごく緑色ね〜。笑