2008-07

九州よかとこ〜 最終回


グレゴリオ歴2008年7月もあと一日。

グレゴリオ暦、とことわったのは、
地球上にはいろんな暦があって、
そのうちのひとつ、マヤ暦も私は使っていまして、
つい先日、そのマヤ暦の大晦日〜新年を
迎えたところだったからです。
今年の年越しは福島の山で、
ささやかな収穫祭をして、
お寺の座禅会にも出られて、
山々に囲まれた、いい年越しでした。


さて、
グレゴリオ暦にもどして・・・
7月は、
じつによーく遊んだなあという
実感がわくばかりです。^^
あれはやっぱり、
神様かご先祖様か誰かが
プレゼントしてくれた、
ひと足早い夏休みだったんだなーと。
とくに九州ライブの翌日、翌々日と
24時間以上夜も徹して
遊んでいたのが
自分でも「よくやった」と
自分を褒めてあげたいくらいです、
ふふふ・・・。
ほんとに、それだけ、
びっくりするほど、
満喫し倒したのですよ。
ありがたいことです。

九州でお世話になったみなさまに、
心から感謝します。

九州ライブの翌日、食べたもの見たものを
箇条書きにしてみました。^^

<7月14日>
・からつバーガーを食べる
・名護屋城跡散策
・呼子のイカを食べる
・”唐津くんち”の曳山展示場見学
・西の門館で唐津焼を見る
・中里太郎右衛門窯元見学
・唐津焼人間国宝のアトリエを見る
・唐津焼の絵付けをする
・博多、吉塚うなぎを食べる
・百年蔵でライブを見る
・中洲のバーをはしごして夜を明かす
・櫛田神社前で博多祇園山笠を見る
・かろのうろんを食べる(すでに朝)

<7月15日>
・唐津から日田へ
 焼きそば専門店へ
 酒造、醤油蔵元で買い物
・阿蘇大観峰散策
・黒川温泉
・天ぷら専門店

 そして帰路へ。



“唐津くんち”の愛嬌のある山車、
博多祇園山笠の迫力、
阿蘇大観峰の眺め。
九州の「大らかさ」に
触れることができました。

夏をすでに、
満喫しつくしたような、
7月はそんな充実感で
満たされました。
このところ疲れも出てしまったのか、
ややバテ気味だったのですが、
夏バテに効くというマテ茶も買って、
これを飲みながらまだまだ夏本番、
8月もがんばって
歌っていこうと思っています。
2008-07-31 | Posted in ... Blog ...No Comments » 

 

九州よかとこ〜 その3


暑いですね〜。
このところは、ともだちと
本郷の老舗ケーキ屋さんに行ったり、
浅草橋でライブを見たり、
パーティーで歌ったり、
録音したり、していました!

九州のお話が・・・まだ終わってないのです!
どこまでつづくのかなあ。では、どうぞ!


<五日目 7月13日>

いよいよ七山Lucyライブの日。

本藤さんの自宅とLucyの
周辺の山道を走っていて、
目によくとまったのは、ねむの木。
ピンクの花がふわふわと揺れているのを
あちこちで見つけながら、
連日の移動ドライブが気持ちよかった。
私の住んでいるあたりでは
ほとんど見かけなくて、
川崎の、岡本太郎美術館のそばに
大きなねむの木が一本ある。
なんだか、優しい雰囲気のただよう、
不思議な木だなあと見入っていたことがあった。
その木に、こんなにたくさん出会えるなんて。
南国の木なのだろうか。


Lucyの近くを流れる川は「玉島川」。
玉島川のまめ知識も教えてもらいました。
昔・昔・その昔・・・1800年ほど前、
神功皇后は新羅出兵の折、
玉島川で戦勝を占い魚釣りをし、
その時に釣れた魚が、アユ。
皇后は喜び、「めずらしき魚」と言った、と
記紀に記されているそうです。
この故事にちなんで、皇后が占いし時に
釣れた魚(魚+占)=鮎、という
和製漢字が出来たそうです。^^


さて、Lucyでサウンドチェックを終え、
私たちの準備もひととおり済み、
開店までまだ時間があったので、
ひとり「ななのゆ」へ。
ライブ前に温泉に入り、こんなに
余裕があるなんて贅沢だなあ、と
露天風呂から山々を眺める。
ひととおり化粧をして、そろそろ帰るか
という時に、「ボサノバの方ですよね」と
声をかけられる。振り向くと、
先日伺った、中洲のワイン居酒屋の
お姉さん二人がちょうど入ってきた所だった。
七山に畑をもち、ぶどうなどを育てているそうで、
畑仕事の後だった。
七山はみかん、ぶどうなど果物も
とてもおいしいらしい。
いつか畑仕事も手伝わせてください、と
挨拶をした。


Lucyに戻り、近くのお弁当屋さんが
この日のために用意した「Lucyスペシャル」
お寿司セットをいただく。
とてもおいしかった。


ライブが始まる。
本藤さんの音響は、ギターの音も
自然な響きで心地よいし、
歌っていてもとても気持ちよかった。
繊細なところから
ダイナミックなところまで、
表現することが楽しくなる音だ。
初めて、本藤さんとご一緒した時、
あまりに歌いやすくて
「私、上手くなったのかな?」と
思ったほどだ。
細やかな心配りをしてくださる
本藤さん、いつもこの方に
音響をしてもらえたら・・・と思う。

ボサノヴァのスタンダードから
日本の歌まで、私たちなりのやり方で。
お客さんは手拍子をしてくれたり、
最後は一緒に歌ってくれて、
とても嬉しかった。

終了後、外に出てみると
夜風がやわらかく、
月明かりがきれいだった。

打ち上げも楽しくて、
お世話になったみなさんに感謝。
またここで歌いたいなあ、と
夜風に吹かれながら思いました。

つづく。
2008-07-22 | Posted in ... Blog ...No Comments » 

 

九州よかとこ〜 その2


<三日目  7月11日>

FM福岡でラジオ番組3本分の
コメントを録る。
新美君と私のすったもんだしゃべりは、
20日(日)
KING OF SUNDAY 06:00〜
と、同じ日の
Moving Monthly Style 18:30〜
のどこかで放送されます。
電波の入る方はぜひ聞いてみてください。
もう一本は木曜の深夜に
放送されてしまいました。。


夕刻、七山の店に戻り、
特にしなければいけないこともなかったので、
昨日もお風呂上がりに
コーヒーを飲みに来ていたお客さんに、
近くの日帰り温泉「ななのゆ」に
連れて行ってもらう。

このお客さんはTシャツに短パン、
丸刈りに高級車、ホワンとした雰囲気で、
日が暮れてからも再びLucyで
一緒にコーヒーを飲みながら
「じゃあ、中洲にでも行ってみますか」
ということになってしまった。


その謎の男性の馴染みのお店、
小料理屋、バー、ワイン居酒屋とはしごし、
大いにご馳走になってしまう。

「中洲に行く」というのは、
こちらに帰ってきて気づいたのですが、
福岡では「飲みに行く」「夜遊びに行く」という
キーワードなのですね。
それにしても、
訊いても「プー太郎です」としか
答えないこの方は、
一体何者なのだろうと
新美君とあれこれ推測をたてる。。


<四日目 7月12日>

ライブ第一日目。
お昼ご飯は、
Lucyからちょこっと山を
上がったところにある
食事処「わがまま りん」にて。
古民家でいただく
「おまかせ膳」は
七山の、季節の野菜の
おかずがたくさんで、
お米もおいしく
おかわりもしてしまった。
先をちょっと巻いた、
白い口ひげを蓄えたご主人も、
すてきな「頑固親父」。
小川のながれる庭も案内してもらって、
ゆっくり過ごす。

午後、久留米から玄騎(げんき)君が
迎えに来る。
彼は本藤さんのエンジニア仲間で、
今回の久留米ライブをお世話してくれた。
玄騎君は体つきがっしり・強面だが、
笑顔がかわいいのがいいギャップを生んでいる。

会場のライブハウス「海賊船」は
ビリヤード台や、
ステージ脇のメカジキの巨大レプリカ、
ディープな音楽小屋な雰囲気が、
渋谷の「クロコダイル」を彷彿とさせる。
店の裏では、インコ5羽とオウム2羽を飼っており、
それらを水鉄砲でピューと撃っている
マスターを見ていると、
つげ義春の世界を何となく思い出させる。

2年前に久留米でお会いしたお医者さんも
従業員さんをたくさん連れてきてくださり、
2ndステージの頃には客席もよい具合で埋まり、
ダブルアンコールもいただいた。

今夜も歌ってよかった。

つづく。
2008-07-18 | Posted in ... Blog ...No Comments »