■本日のお客さま 第1回 米倉めぐみ 手紡ぎ作家

 


米倉めぐみ プロフィール Megumi Yonekura

【米倉めぐみ】(よねくら・めぐみ):大田区池上在住。

10歳のころ、1本の毛糸と2本の棒をあやつる「編みもの」の楽しさにハマる。

2001年、もこもこウールの「手紡ぎ」と身近な素材を使った「植物染め」に、またまたハマる。2003年にはニュージーランドを訪れ、のほほんとしたひつじたちのとりこになる。

現在、ひつじのごとくのんびりペースで制作活動中。通称よねちゃん。

公式ブログ:ツクル*アルク


 

ときわ 編み物は、小さい頃からしていたんですか?
よね ええ。母が縫い物や編み物がすごく好きな人だったんです。私がまだ小さい頃から、急に「セーターを編んであげる」なんて言いだして、徹夜でセーターを編んでくれたりとか。
ときわ それはまた急ですね。
よね そう(笑)。夜なべでピアノの発表会の衣装を作るとか、パパッとやっちゃう人なんですよ。
ときわ へぇ〜。
よね そうやって母が編んだり作ったりするのを見ているうちに、自分でもやりたいなと思うようになって。
最初に編み物をしたのは、10歳のころだったと思います。
そのときに棒針編み(※棒針を使った手編みの代表的な編み方)を教えてもらったんです。
ただ、初めてだから同じ編み方で延々と、まっすぐ編んでいくしかできなくて。
ときわ うんうん。
よね ものすごく長く編んじゃって「お母さん、これどうしよう」って(笑)。
そうしたら、かわいいポシェットにしてくれたんです。
ときわ へぇ〜。
よね 「なんかできた! うれし~」と思ったのが最初ですかねぇ。
ときわ なるほどー。
よね あと、毛糸のポンポン(※毛糸を束ねて玉房状にしたもの)でねずみさんを作ると、友だちがすごく喜んでくれるのが嬉しくて、一生懸命作ってみたり。
ときわ 毛糸のねずみを。
よね 今でも作れるかも(笑)。
ときわ 最初に編んだものを、お母さんがポシェットにしてくれたっていうのは素敵ですね。
よね うん。
ときわ 編み物って、女の子なら誰でも一度はやると思うんです。
私の場合、20cmくらいは編めるんですけど、そこから先がどうしても進まなくて(笑)。
よね (笑)そのぐらいから先がね。
ときわ そう、ほったらかしになっちゃって、結局なんにもならず、っていう、ギブアップ組だったんですけど。
よね うん。
ときわ あの、ひと針ひと針編んでいくのが、やっぱり向いてる人と向いてない人といるんじゃないかなって。
よね でも、それが病みつきになるというか。
快感って言うとオーバーだけど、なんかこう、やめられなくなる感じがあるんですよね。
ときわ あっ、ほんとですか。
よね なんかこうね、毛糸が針をすべるような「さくっ」っといく感じがいいんですよね。で、一段終わって、次の一段へちょっとずつちょっとずつ「さく、さく、さく、さく」って進むのが、うれしいのかな。
ときわ へぇ〜。
よね 歌を歌うような快感とか、ギターをポロロンって鳴らす指の感触とかが、たぶん私の場合、「さく、さく、さく」だったのかなあ。
ときわ なるほど、じゃあんまり何も考えないで・・・
よね うん。テレビ見ながらとか、音楽聞きながらとか。何も考えないのが楽しいのかもしれないですね。頭まっ白にしてるのが。
ときわ はあー、そうか。私も歌ってるときはあんまり考えてないんですけど、たぶん編み物のときは、ひと編みひと編みでとらえちゃうから先に進まなくなっちゃうのかなあ。いま聞いてて思いました。
よね ずっとやってると快感なんですよ。「たのし~♪」って。
ときわ だいたい音楽を聞きながらやるんですか?
よね そうねぇ、いまなら高校野球とか(笑)(※よねさんは高校野球が大好きです)
ときわ (笑)。テレビを見ながら編めるんですか?
よね できます、できます。
ときわ へぇ~。手元をずっと見てるわけじゃないんですね?
よね テレビ見たり、手元を見たりしながら。
ときわ ……編めるんですか。
よね そう。テニスの試合見たりね。
ときわ へぇ~。
(つづく)