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グレコ そして春の風景

先週の大塚 グレコでのライブは、去年から声をかけて弾いてもらっているピアノの中島明子さん、そして私がDois Mapasの頃から、存在感が際立っていたフレットレスベースの織原良次くんと、三人でおおくりしました。織原くんとはライブで共演するのは初めて。明子さんも、織原くんも、「音」がとてもジェントルで、且つ、私のある意味ベタかもしれない選曲に新風を吹き込んでくれるのです。「すごいなぁ」と思う人に出会えるのはしあわせなことです。この日はいつも聴いて下さる方、10年以上ぶり?にライブに来てくださった方も。しぶとく歌い続けるといいことがあります。ありがとう…。

翌日はカフェ・ムリウイにてシンガーソングライター久米貴さん率いるKOOMOONのレコ発ライブへ。最初に演奏していたボーカルとギターのデュオ、MAKIMもいいなあ、サムゲタンの歌なんてびっくり…と思って聴いていたら、大学の後輩とのことでさらにびっくり。KOOMOONのバランス感覚が好き。ひろたえみさんの声が好き。ホットラムミルクで温まりながら心地よくなりました。KOOMOONを聴くと生きてる心地がしてきます。手作りのCDジャケットもずっと大事にしたくなる。

その翌日は栃木は那須の、ずっと行ってみたかった非電化工房併設の非電化カフェへ。高原にある沼のほとりの、気持ちのいい場所。犬が、ヤギが、つくしが、ムスカリが、微笑んでいる。非電化の家、非電化の浄水器、非電化の冷蔵庫…、工夫と知恵で、ニンゲンという生きものがもっとのびのびと心地よく暮らすためのヒントに出会えるのです。ツリーハウスを覗きに行ったら、その脇でお弟子さんがこの日旅立つために、軽トラに自分の住まいを組み立てるのがちょうど佳境という所でした。一年間、その車で全国を旅するそうです。またどこかで会えるかしら…。

そして、最終目的地の那珂川町は小鮒農園へ。一泊させてもらって、山菜を摘んだり、周辺を散策したり、黒磯や那須へ連れていってもらいました。江戸時代からあるような風情の温泉浴場「鹿の湯」の効能たっぷりのお湯で身も心も軽くなる。前の晩も、町内の公衆温泉で日没を眺めながらの露天風呂で最高の時間でした。夕焼けが美しい里山は、時間もゆっくり、豊かに流れるような気がします。小鮒農園のお野菜を使っている近くのイタリアン「TOTO」の美味しいランチと旬のイチゴのロールケーキで、春にいる喜びがまた増しました。

 

2018-04-13 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

オマーラのさくらさくら

朝の公園での花見体操はこの時期だけのゼイタク。
先週からずっとアタマの中に流れているのは、オマーラ・ポルトゥオンドがコンサートでキューバの名曲たちの合間に歌った「さくらさくら」。

すーっと話すようにアカペラで歌い始めて、自分で軽く手拍子をしながら、あの旋律と歌詞。グッと来ちゃったな…。

この際、年齢を云々するのは野暮よね。つややかでちょっと渋みのある、深いルビー色のような歌声。どっしりと根を張る大木から枝がすーっと天空に向かっていくように、声は優雅にどこまでも伸びていく。歌を歌う、というより、彼女が居るその場の何もかもすべてを「飲み込んで」いる感じ。観ているこちらはその心地よい音楽の渦に身を委ねるがまま。こんなに圧倒的なのに、全身ピンク色のドレスがよく似合う、かわいらしい女性のオマーラ。

一曲だけゲストで呼ばれたピアノの奥山勝さんがベサメ・ムーチョを弾き始めたとき。オマーラはそれまでとは違った歌い方をしていました。どんな器が来てもそこにきれいに収まる水のように、調和するのだなあと思ったのです。バックの音を尊重するしなやかさ。どこの国とか、どんなジャンルかではなくて、人間としてどれだけすべてを愛せるか、そこから来る自由さを感じました。オマーラは今年の桜をきっと愛でていったことでしょう…。

 

2018-03-26 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

Studio WUU ありがとうございました

ゆうべのスタジオ・ウーでのライブ。ピアノの中島明子さんと、相変わらずジャンルを超えた歌の数々をおおくりしました。お運びくださった方々に心から感謝します。いい夜だったなあ。私的に、忘れられないライブとなったかもしれません。明子さんからも「楽しかった〜」と(たぶん心から)言ってもらえたのが、すごく嬉しく、ホッとしました。

去年の暮れにボリビアからやって来た新しい相棒のボンボくんが初お目見えでした。ウーの会場で叩くと、マイクがいらないくらい低音が響いて驚きました。アレンジがこれからも楽しくできそう。がんばろう。

ライブ後の集合写真をいつも撮り忘れてしまう私。ゆうべも気づいた時には着替えおわって撮り損ねてしまって…。明子さんのストールが男性陣に「いいねー」と評判でした。私は淡い色の衣装を着るつもりでしたが、出かける直前に「やっぱり原色が着たいな!」と思い返して取り替えました。着ていくたびに「こういうのが似合うね」と言ってもらえる大柄のワンピース。歌う歌も、服も、考えすぎず情報を入れすぎず、直観のままに決めてみるとやっぱりそれは本来の自分に近いものなのだ、と改めて思いました。

次回は明子さんと、さらにフレットレスベースの織原良次さんをお迎えして、4月6日(金)大塚グレコで演奏します。

 

2018-03-03 | Posted in ... Blog ...Comments Closed