自分の時間を生きる


師走入り、寒さも本格的になってきました。

この秋はいろんなことがあったのですが、うまく言葉にまとめられず、ブログも少し久しぶりになってしまいました。

10月は渡辺貞夫&モニカ・サルマーゾのライブ、友人が出演した劇団1980の「楢山節考」、松本のヤマベボッサの一周年イベント、プレイタイムカフェ丹治マスターと回った福島・栃木のライブツアー。

11月は名古屋の友人との再会、オオタマルさんとの小岩倶楽部でのライブ、「さよなら原発」集会での武藤類子さんと河合弘之弁護士の講演、湯島めぐり、ディエゴ・リベラ展でメキシコの絵画を見る…

先日、ヤマベボッサで鑑賞したドキュメンタリーの監督・岡村淳さんのご著書『忘れられない日本人移民 ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』を読み終えて、しずかに感動していました。岡村さんの、地球の向こう側まで突き抜けてしまうほどの強い使命感。岡村さんに取り上げられなかったら、知る由もなかった日本人移民たち。彼らの生き様と、いのちの輝きに、まさに「光」を当てる存在の岡村さん。最後にあったくだりから気づかされたのは、「時」は自分のためにある、人生は時間そのものなのだということです。おこがましくも、私のCD「Tempo」とこのご本を交換させていただいたのが、今思うと不思議な感じがします。ずっと傍に置いておきたい本。この機会を作ってくれたボッサのしえちゃん、増田くんも、自らをずっと貫き通している二人。丹治さんと回った福島、栃木でもはるばる移住してきたという方と何人も出会い、お話を聞いているうちに、自分の時間(人生)を生きているということが、心に深く響いた、2017年秋でした。

 


2017-12-02 | Posted in ... Blog ...Comments Closed