「Tempo」の話:時代おくれ

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「Tempo」を聴いてくださった方々からさまざまな感想をいただいて、
ありがたく、お言葉が身にしみています。
中には…晩酌のお供にしてくださってるという方も。
お酒と一緒に聴いてもらえるというのは、うれしいことですねえ。

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収録曲の半分を録った本藤さんのスタジオにはにゃんこが2匹おりまして、録音中はいつもしずかに見守っていてくれました。そう、「時代おくれ」もこの状況で、たしか、一回の演奏でOKテイクが録れました。空気がしんとして、不思議とエネルギーが湧いてくるような感じでした。

最近読んだ作詞家の阿久悠さんの本にあった、「時代おくれ」について。この歌詞を河島英五さんに渡したときに、「この曲の男はかっこよすぎますよ」と言ったのだそうです。「水割り二杯で帰るなんて、そんなかっこいいこと僕にはできません。ベロベロになるまで飲みます」と。

河島さんはやっぱりすごいなあ、自分の心にはとてもこの主人公が「かっこいい」とは映っていなかったです。ただ、歌詞からにじみ出ている、時代に流されない潔さと、ゆったりとした人の体温みたいなものに、ホッとするものを感じていました。
こうありたい、と感想をくださる女性陣も多いのが、心強いことです。

 


2016-11-26 | Posted in ... Blog ...Comments Closed