朝の会話 その2

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あれから、コワモテおじさんと、モーニングのお相伴にあずかる間柄にもなり、
やさしい顔立ちの柴犬は「ヘレン」という名前だった。

どうやら還暦の娘さんがいらっしゃるそうで、とすると、おじさんは相当お若い外見。
自分の年齢はほとんど振り返らない、万年40歳のつもりで過ごしている、おかげで病気ひとつしたことがない、とのこと。

「毎朝、公園の掃除をしているけど(他犬の糞まで拾っている)、やりたいからやっているだけで、誰かに同調してもらうつもりもない。人はみな、自分の基準で生きている。自分が標準だと思っている。だけどそれは錯覚で、自分が正しいと思ってやっていても、他人にとっては必ずしもそうではないからね」

窓際のモーニング席に燦々と朝日が注がれておりました。

 


2016-11-07 | Posted in ... Blog ...Comments Closed