へナート・ブラスさんのライブへ

comrenato01

14日に原宿の”mal di mare”で行われた
Renato Braz(へナート・ブラス)さんのライブへ行ってきました。
はじめて、生で、間近で聴くことができて、もうもう感激・・・・

声もギターも、母なる大地のように大きくて、あたたかいのです。
CDでずっとずっと聴いていて(当サイトの「声のひととき」の
オープニングでも毎回流したりして)、
この日、目の前でその音楽に触れて、ああ、やっぱり
想像していた通りだなあ、と思いました。

たとえば深い森の中にいる時は、
木々や大地に包まれている安心感と
自然の造形の美しさに触れる感動と同時に、
五感が自然と研ぎ澄まされて、
ここで滑ったら危ないぞとか、ひょっとしたら
得体の知れない虫が出てくるかもしれない、みたいな
危険を予知する感覚(それはある意味集中力だと思うのですが)も
知らず知らずのうちに駆使しはじめるものだと思います。

そんな森の中にいるような自然体の集中力を
彼の音楽が引き出してくれて、
美しい120分休憩なしのライブを
心地良く楽しむことが出来たんだと思います。
そういうふうに届けてくれる彼の懐の深さ、
集中力の揺るぎなさをずっとCDで想像していたのです。

今、私の鋭意製作中のアルバム
「ライブ・イン・エカテリンブルグ」を
CD-Rではありますがお渡ししました(写真で、へナートさんに
持っていただいているのがそれです)。
へナートさんのお仲間の、Mario Gilさんの曲を
日本語にして歌っている曲があって(「夏の祭りの夜」)、
そのお話をしたらへナートさんがマリオさんにスカイプで電話!
マリオさんとも初めて電話でお話してしまいました
(心臓がとび出るかと思うほどビックリしたぁ〜)。

へナートさんはライブの中盤「ブラジルよりももっとはるかに
歴史のある国の曲をやります」と言って演奏したのが
わが国日本の童謡「ふるさと」でした。
他にも「七つの子」や「ゆりかごの歌」を
日本語で歌ってくれました。こんなに美しい曲だったなんて!
その歌心の清らかさに・・・涙がこみあげてきました。

会場の”mal di mare”さんも決して広くはないですが
とても落ち着ける隠れ家のようなお店。
本当に素晴らしい夜でした。
声をかけてくださったAparecidaのWilleさんにも感謝です。

 

 


2013-06-16 | Posted in ... Blog ...Comments Closed