シモーネのCDに出会う

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新宿に行ったときに立ち寄るのが楽しみなのが…
ディスクユニオンです。
今回はビルの上階にあるクラシックコーナーも初めて覗いてみたら、
思ったより広くてびっくり。
先月、我が家にレコードプレーヤーが来たので
(昨日は大きなスピーカーも♪)、
アナログ盤を探す楽しみも増えて、うれしいことです。

さて、ラテンフロアの中古コーナーでSimoneの
「Fica comigo esta noite」を発見!
シモーネの歌は90年代以降のが好きなのですが、
日本盤は出る気配もないし、ブラジル盤さえなかなか入ってこない。
このアルバムは2000年のです。存在は知っていたけど、
ここで出会えるなんて!ついてるなあ〜(^^)
もう何回か聴き返したところ、このアルバムは、ほんとにいいわ〜。
前半にジョアン・ボスコ、ジョアン・ドナート&シコ・ブアルキなど
ベテラン勢の曲、後半でゼカ・バレイロやレニーニなど
(当時の)若手の曲を取り上げています。

シモーネのアルトの声はやさしく力強く、
ほんとうに気持ちがいいし、
ゼカ・バレイロの「Lenha(私の炎が消えないように、
ここへ来て、薪をくべて、という内容の曲)」は前から好きな曲で、
シモーネにかかると、やはり彼女の「歌」になるのが
素晴らしいなあ…とためいきものでした。
ゴージャスなアレンジも彼女のスケールに見合っているからで、
この身をゆだねたくなるような大らかさは
生命力溢れる歌と、アレンジならではなのだなあ。


ブラジルで売られていたCDは、
ショップのシールが貼ってあったりするのですが、
ケース裏にサンパウロ州のアシスという町のお店のシールが
貼ってありました。アシス…どんな所なのだろうと
思いをめぐらせてみたり。
何よりアシスからうちまで旅してきてくれて、感謝〜。

タイトルの、Fica comigo esta noiteは
「今宵、私とともに」という意味です。
手に入りにくいCDのことを
こんなに推薦盤のように書いてしまったけど…
わたしもいつかこんなアルバムを
作ってみたいものです。

 


2013-02-27 | Posted in ... Blog ...Comments Closed