泪と笑いの手抜き弁当

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一週間ぶりの更新です。
今日もちょっと寒い。家にこもって雑用をやっています。
このところは、追われるようにバタバタしながらも、
日々充実しているなーと感じられるから、
まぁよしとしましょうか。

 

先日、NHKラジオ第一の公開生放送で、
観客として会場にいた母が突然呼ばれ、
インタビューされてしゃべったそうです。
蕨市民会館から放送していた日なんですが、
聴いていた方、いるかしらネ。。

この日のテーマは「食」について。
「思い出に残るおべんとう」というアンケートへの
母の回答が見事、引っかかったのだそう。

「真っ赤なおべんとう」というタイトルで、
その昔、学生だった母に、ある日祖母が作ったのが
ご飯にすじこだけがどーん!とのった、豪快なものだった。
うら若き母は、色とりどりのおかずが入った
友人たちのお弁当に比べて、自分のが恥ずかしくて、
コソコソ隠しながら食べていた・・・という話。

今ふりかえると、当時の祖母は更年期障害で
お弁当を作るのもしんどかったのではないか、という母。
インタビューで、「じつは私も同じことを
娘にやってしまいました。
ご飯と、りんごしか入っていない!と怒られて、以降
私のお弁当は却下になってしまいました。」としゃべって、
会場中の笑いをとったそうです。。

・・そうなんです、高校時代に起こった
「りんご弁当事件」からは、
私は自分でお弁当を作っていきました。。
やっぱり私もふりかえってみると、母は当時病院勤務で
夜勤もあったからお弁当まで作るのは
大変だったろうなぁと思います。

心と手のこもったお弁当ももちろん素晴らしいけど、
「手抜き弁当」というのは、甘ずっぱい哀愁とともに
妙に記憶に残ってしまうものがあります。。

 

それにしても母は、のど自慢にも出たことがあるし、
ラジオでも名指しでしゃべっちゃうし、
NHKさんにご縁があるのかしら。。

「食」にまつわる思い出、みなさんにも
たくさんあると思います。
せめて食べ物を粗末にしないように、
ひとくちひとくち大事にいただきたいですね。

 

ときわ

 


2011-02-25 | Posted in ... Blog ...Comments Closed