九州よかとこ〜 その3


暑いですね〜。
このところは、ともだちと
本郷の老舗ケーキ屋さんに行ったり、
浅草橋でライブを見たり、
パーティーで歌ったり、
録音したり、していました!

九州のお話が・・・まだ終わってないのです!
どこまでつづくのかなあ。では、どうぞ!


<五日目 7月13日>

いよいよ七山Lucyライブの日。

本藤さんの自宅とLucyの
周辺の山道を走っていて、
目によくとまったのは、ねむの木。
ピンクの花がふわふわと揺れているのを
あちこちで見つけながら、
連日の移動ドライブが気持ちよかった。
私の住んでいるあたりでは
ほとんど見かけなくて、
川崎の、岡本太郎美術館のそばに
大きなねむの木が一本ある。
なんだか、優しい雰囲気のただよう、
不思議な木だなあと見入っていたことがあった。
その木に、こんなにたくさん出会えるなんて。
南国の木なのだろうか。


Lucyの近くを流れる川は「玉島川」。
玉島川のまめ知識も教えてもらいました。
昔・昔・その昔・・・1800年ほど前、
神功皇后は新羅出兵の折、
玉島川で戦勝を占い魚釣りをし、
その時に釣れた魚が、アユ。
皇后は喜び、「めずらしき魚」と言った、と
記紀に記されているそうです。
この故事にちなんで、皇后が占いし時に
釣れた魚(魚+占)=鮎、という
和製漢字が出来たそうです。^^


さて、Lucyでサウンドチェックを終え、
私たちの準備もひととおり済み、
開店までまだ時間があったので、
ひとり「ななのゆ」へ。
ライブ前に温泉に入り、こんなに
余裕があるなんて贅沢だなあ、と
露天風呂から山々を眺める。
ひととおり化粧をして、そろそろ帰るか
という時に、「ボサノバの方ですよね」と
声をかけられる。振り向くと、
先日伺った、中洲のワイン居酒屋の
お姉さん二人がちょうど入ってきた所だった。
七山に畑をもち、ぶどうなどを育てているそうで、
畑仕事の後だった。
七山はみかん、ぶどうなど果物も
とてもおいしいらしい。
いつか畑仕事も手伝わせてください、と
挨拶をした。


Lucyに戻り、近くのお弁当屋さんが
この日のために用意した「Lucyスペシャル」
お寿司セットをいただく。
とてもおいしかった。


ライブが始まる。
本藤さんの音響は、ギターの音も
自然な響きで心地よいし、
歌っていてもとても気持ちよかった。
繊細なところから
ダイナミックなところまで、
表現することが楽しくなる音だ。
初めて、本藤さんとご一緒した時、
あまりに歌いやすくて
「私、上手くなったのかな?」と
思ったほどだ。
細やかな心配りをしてくださる
本藤さん、いつもこの方に
音響をしてもらえたら・・・と思う。

ボサノヴァのスタンダードから
日本の歌まで、私たちなりのやり方で。
お客さんは手拍子をしてくれたり、
最後は一緒に歌ってくれて、
とても嬉しかった。

終了後、外に出てみると
夜風がやわらかく、
月明かりがきれいだった。

打ち上げも楽しくて、
お世話になったみなさんに感謝。
またここで歌いたいなあ、と
夜風に吹かれながら思いました。

つづく。

2008-07-22 | Posted in ... Blog ...No Comments » 
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