船引町にて

前の日記のつづきです。

泊まった小屋は、ドアを開けたら四畳半ほどの部屋が
あるだけの、ちいさな小屋。あたりは真っ暗山の中で、
人の気配も車の気配も、まったくなし。押し入れにもぐって
わくわくしていた子どもの頃の感覚がよみがえってきたりして、
何だかいい気分になって、川の音はぜんぜんうるさくなく
すうっと体に入ってきて、すぐにぐっすり安眠しました・・・

この小屋はほんとうは「マッサージ小屋」。
翌日は、マッサージ師・千尋ちゃんが来て何人かの施術を
することになっていました。
母屋の喫茶店「燦(きらら)」で朝ご飯をいただいていると、
ひとり目のお客さんがやって来ました。
燦オーナーの類子さんが、
あの方は紙や布をこゆらせたもので作品を創る
ファイバー・アーティストの石田智子さんといって、
玄侑宗久さんの奥さんなのよ、と教えてくれました。

5月末に浜松の美容院でライブをした時に、
本棚に置いてあった本をパラパラ眺めたらとても面白くて、
早速買ってちょうど読んでいたのが
玄侑さんの本だったので、わぁ、すごいなあ・・・と
びっくりしました。

後で石田さんとお話させてもらったら、玄侑さんが
副住職をつとめるお寺が、ここから車で15分くらいの
三春町にあるとのこと。そしてこのお寺で、月に一回、
座禅会が催されているとのこと。
「いつですか?」
「毎月25日よ。・・・あら、今日だわ!」

うう、これはなんというタイミング。時間は夜の7時からで、
東京に戻るのは夜遅くなるけど、こんな機会はめったに
ないよね、とプレイタイムのよしえちゃん、丹治さん、
そして新美君、私の4人は、一も二もなく合意したのでした。

・・・つづく。^^
2007-06-29 | Posted in ... Blog ...No Comments » 
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