みちのくツアー 〜 福島

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やっと最終回です。おいしいもの食べ歩きだったみちのくツアー6日目、いよいよ最終目的地・福島へ。

午後、こちらでもラジオの収録がありました。ふくしまFMの「一枚の写真から」という番組で、パーソナリティは福島・仙台を拠点に活動されているボサノヴァ・シンガーの吉田慶子さん。今回初めてお会いしましたが、ふんわりと朗らかな、春風のような方で。話していくうちに、高校時代の親友に雰囲気が似ているなあ、と思って、ますます親近感が湧いてくるのでした。

慶子さんの新しいアルバム「一枚の写真から vol.2」も、とても素敵なアルバムでした。やわらかだけど芯のある歌声に、すうっと惹き付けられて、聴き入ってしまいます。珠玉のサンバ・カンサンをたっぷりと楽しめますよ。

収録したラジオは、5月15日〜18日放送、再放送は5月21日だそうです。電波の届く方はぜひ、聴いてみてくださいね。もちろん、小畑師匠とマツモニカさんの小噺、大噺も入っています!

夕方、ライブ会場「マジー・ノアール」へ。フランス語で”黒魔術”って意味ですよね。独特な雰囲気で、パリのシャンソン酒場(行ったことないけど!)みたい。

マスターがまた面白いキャラクターの持ち主で。サティの「きざな気取り屋の三つの上品なワルツ」という曲のタイトルを今、思い出しましたが、こんな雰囲気をもつ、ムッシューでした。彼のボキャブラリーとしぐさが、かなりツボにはまってしまって、失礼ながら笑いっぱなしでした。このお店が近くにあったら、きっと通ってしまうわ…。

風邪がかなり喉に影響してしまい、かすれ声でのライブでした。こんな状態で人前で歌ったのは初めてです。自己管理不足にひたすら反省。でも、2回目のステージではダブルアンコールをいただき、見に来てくださってた慶子さんも一緒に「イパネマの娘」を歌いました。楽しかったです。小畑さん、マツモニカさんも、ほんとに素敵な演奏で、この日のことは忘れられません。

打ち上げは、スタッフの六角さん、マジー・ノアールのマスター、すてきな女性店員さん、慶子さんと、演奏者3人で中華料理屋さんで、午前2時すぎまで。ここもまたとても美味しい、いいお店でした。テーブルの壁側に私たち演奏者3人。向こう側の4人のみなさんそれぞれの、息子・娘絡みの話で盛り上がったのですが、「こっち側は誰も、子供も、家庭すらもっていないなあ」と、言おうとして、言えませんでした。。。

翌朝、マスターに教えてもらったコーヒー豆屋さんビーンズへ。注文したらその場で煎ってくれます。何十種類もの豆がありましたが、すすめられた「ゴールデン・マンデリン」が素晴らしくおいしかったです!ここでずっと欲しかったコーヒー・ミルも買って、東京へ帰ってきてから毎朝ゴリゴリやっています。ここのお店も近くにあったら毎週でも通うのに…。こだわりをもってやっている、素朴なお店でした。

各地で、素敵な人たちに出会い、楽しい思い出ができたのも、小畑さんの人望の厚さがあったからこそです。いい旅をさせてもらいました。

みちのくツアー・終わり


2006-05-03 | Posted in ... Blog ...No Comments » 
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