2018-01

冬景色とブルガリアン・ヴォイス

散歩コースの神社近くの公園は白銀の世界でした。凍った川でセキレイがつるつるっとひとりスケートしていたのが可愛かったです。カモたちはもっとあたたかい所に移動したのかな?

先日、武蔵野市民文化会館でブルガリアン・ヴォイスのコンサートを聴きました。生で聴くのは3回目です。今回来日したのは「アンジェリテ」というグループ。20人の女性たちがそれぞれ色とりどりの民族衣装を身に纏って登場。ブルガリアといえば、バラも有名です。髪飾りにも花がたくさんあしらわれて、舞台上は花が咲き乱れているみたいに華やか。まさに多様性、本当に素敵です。

さて、あの独特の声の響きと旋律を、生で身に浴びることのできるしあわせ。1200人のホールで完全生音、マイクなし。CDで聴いていると時にはりつめたように聴こえる声も、柔らかく歌っているのが分かりました。時々隣の人と手をつないだり、微笑み合いながら歌う。見ているこちらもにこやかになります。指揮者のゲオルギ・ペトコフさんが指揮をとる曲もあれば、指揮をとらずに歌う歌も寸分の隙もないくらいに息が合う。そしてあの低音。コントラバスの音のようにやさしく重厚に響いてくる。どうしてあんな声が出るんだろう、本当に不思議です。

曲の豊かな表情で、言葉がわからなくても何を歌っているのかが伝わってくる。何かで読んだことがあるけれど、女性たちが畑に出て歌を聴かせると、農作物がよく育つのだそうだ。生命力に訴える周波数があるのでしょうか。人間だけど、人間の音楽じゃないみたい。自然と一体なんだ。神でもない。そこにあるのは草木や、森、川の流れや、動物や、鳥、虫たち。そして村があって、人がいる、という感じ。自然の中にぽん、とほうりこまれたようになるから、心地よく、いつまでも触れていたくなるんだなあ。

ホールを後にして、三鷹の雪を踏みしめながら帰りました。冴え冴えと星も瞬いていました。

 

2018-01-28 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

アップルジャンプ ありがとうございました

池袋Apple Jumpでのライブへお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。

ピアノの中島明子さんにはいつも私の気の赴くままの選曲に付き合ってくださり、またそれらを豊かに広げてくださって、感謝しています。明子さんにソロを一曲お願いしたら、ご本人には言わなかったけれど心の中で「聴きたいな…」と思っていた讃美歌の明子さんアレンジを演奏してくれたので、もう本当に嬉しかったです。素晴らしかった。

「Cry me a river」「The way we were」も明子さんのピアノで歌えてよかった♪ ひさびさに歌った「黒の舟唄」、Edu Lobo&Chico Buarqueの「Beatriz」日本語訳も、ジーザス・クライスト・スーパースターも。歌の世界が連れていってくれました。

翌日、ひとつ歳をとりました。あちら、こちらでささやかに祝ってもらえて、なんて有難いんだろうとちょっと涙が出そうでした。好きな歌を好きなように歌っていられる。今日も元気でいられる。たくさんの人に支えられて生きているんだな。こんな有難いことはないです。今日はしみじみと、一杯やります…^.^

素敵な写真はアップルジャンプのマスター、関さんが撮ってくださいました。

 

2018-01-19 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

真冬のほの明かり

 

1月のライブは、ピアノの中島明子さんとデュオで、池袋のApple Jumpさんで初めて歌います。

このところ原点回帰というか、学生の頃に好きだった歌をうたってみたくなります。ジュリー・ロンドンのあの曲とか。映画音楽とか。哀しくも、ほの明かりが灯っているような。真冬はそんな歌が聴いてみたくなります。

 1月18日(木)
Live cafe & bar Apple Jump
東京都豊島区西池袋3-33-17

東武西池袋サンライトマンションB1
(池袋駅より徒歩7 分)
Tel : 03-5950-0689

木下ときわ(vocal)
中島明子(piano)

Open 19:00
Start  20:00/21:30
Charge:¥2,500

 

2018-01-09 | Posted in ... Blog ...Comments Closed