2015-04

谷中ボッサ ありがとうございました。

photo by yone-chan

大型連休もはじまり、いい気候になりました。
ふだんは静かな我が家の周辺ですが、マンション向かいの個人畑で
重機が入って側溝を作ったりの工事をやっていて、
石を切る音がかわいた風にのって聞こえてきます。

先週土曜日は谷中ボッサでの「春宵の音楽会」でした。
お越しくださったみなさま、心からありがとうございました。
谷中ボッサで歌うのは２年ぶりで、今回もあたたかい雰囲気の中
演奏することができてとてもありがたかったです。

ブラジルの打楽器・パンデイロの叩き歌いは
たくさんの方に「楽しかった！」と言ってもらえて
河川敷で練習した甲斐がありました。またイロイロ
工夫しながら楽しくやっていこうと思います。

先月から歌い始めた河島英五さんの「時代おくれ」は
これからずっと大切に向き合っていきたい曲となりそうです。
「目立たぬように」とか「はしゃがぬように」なんて…
いまの時代の流れに逆らうような言葉が堂々と出てきて
はじめて聞いた時はドキッとしました。でも、周りから一歩も二歩も
引いたところで人生を見つめようとするこういう歌こそ、
生きていく力強さとか、余裕を与えてくれるような気がしています。

ライブが終わって、お店を後にする頃にはすっかり
ひんやりと静まりかえっていた谷中の宵でした。

〜 1st 〜
1. Rosa Morena
（Dorival Caymmi）
2. Águas de Março
（Antonio Carlos Jobim）
3. Doralice
（Dorival Caymmi）
4. O pato
（Jayme Silva/Neuza Teixera）
5. アマポーラ− Amapola
（Joseph Lacalle/日本語詞：湯川れい子）
6. 初恋 − Down by the salley gardens
（アイルランド民謡/日本語詞：高石ともや）
7. Força Estranha
（Caetano Veloso）

〜 2nd 〜
1. Moro na roça
（作者不詳・ブラジルの伝承歌）
2. Desenredo
（Dori Caymmi/Paulo César Pinheiro）
3. 愛はここに − Sou eu
（Isolda/Eduardo Dusek/日本語詞：新美博允）
4. 蝉のように − Como la cigarra
（María Elena Walsh/日本語詞：新美博允）
5. 時代おくれ
（阿久悠/森田公一）
6. 海へ来なさい
（星勝/井上陽水）
7. 愛の讃歌 − Hymne à l’amour
（Marguerite Monnot/Edith Piaf/日本語詞：美輪明宏）

〜アンコール〜
Se todos fossem iguais a você
（Tom Jobim/Vinicius de Moraes）

2015年6月26日(金)Cafe MURIWUI

東京都世田谷区祖師谷4-1-22-3F
小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅より
ウルトラマン商店街を北へ、徒歩6分

演奏：19:00
料金：投げ銭＋order

出演：
■木下ときわ (vo)　新美博允 (g)

空に近いカフェで、
香ばしいコーヒーとハンバーガー。
ひとりでも、ふたりでも、みんなとでも
気持ちのいい時間が過ごせる場所です。
ご予約は要りません。当日ふらりとどうぞ♪
Cafe MURIWUI

春らしく

雨つづきで４月とは思えない寒さの、ある午後の晴れ間に
ちょっと離れた河川敷まで打楽器を持って出かけました。
遠くまで見わたせる広い芝生の上で、春の風を感じながら、
タイコを叩いて、空にむかって歌うのは本当に気持ちがいい！
久しぶりの叩き歌い、次のライブで披露できるかな…？

春を告げる鳥たちもやってきていますね。ツバメの鳴き声も
じつに愛らしい。ここ数日、ウグイスがよく午前中に
鳴いているなーと思ってたら…ある早朝、寝室の至近距離で
「ホーホケキョ！ホーホケキョ！」の堂々たる長いソロ。
すっかり起こされてしまいましたが、ウグイスの声で目覚めるなんて
シアワセなことかも…とその日は何だか気分が良かったです。

上の写真は、先月お友だちと行った、モロッコカフェの
ミントティーと、モロッコのお菓子です。奥深〜い甘さの
とっても美味しいケーキで、贅沢なティータイムでした。
同じ北アフリカの、チュニジアの首都チュニスは、
最近知ったのですが「カフェ」の発祥の地なのだそうですね。
しかも「ハンニバル」の時代って…！遙かなる歴史に
思いを馳せてしまいます。と同時に人類の歴史は、
争い合う歴史なのだったのだなぁと。争い、奪い、
滅ぼすのではなく、お互いを認め合って、豊かな文化が
あちこちで花開いていく…そんな日が来るのでしょうか。