2011-03

電気についておもうこと


ちょっと、また、長々と書いてしまいますが・・・
よかったら読んでってネ。


中2の時、長年暮らしていた都営住宅から
倍の広さの公団住宅に引っ越したとき、
ほんとうになぜだか分からないんだけど
「もったいない意識」が私の中に芽生えて、
家中の「ムダだな」と思われるつけっぱなしの電気を
消して歩いてたの。

だってさ、何時間も誰もいない部屋をエアコンで
あっためておいたり、冷やしておいたりなんて・・・
普通の感覚からしたら、消したくなるよね??
でも、逆に、父からは「むやみやたらと消すな」と
注意されてたんだよね。

時は、80年代後半〜90年代初頭。
そう、世の中が「バブル景気」でイケイケだった頃。
父もその頃は、いいお給料もらってたイケイケサラリーマン
だったから(お笑い業界だったので当時はホントに
”イケイケ”だったよね)、電気の一つや二つ、
エアコンの一つや二つ、どーってことなかったんだよね。

でもね、東京生まれ東京育ちの私は、
東京タワーのあたりとか、お台場とかの夜景を見ても、
ちっとも「きれい」なんて思ったことがなかった。
むしろ「いったいどれくらいのエネルギーが
かかっているんだろう・・・」と背筋が冷やっとするような
思いで見ていたのよ。
経済成長!イケイケー!な世の中からすると、
私はそういう流れからずいぶん外れた、
いやな奴だったんだと思う。
誰に教わったのでもなく、私は自然と
こう考えるようになってしまったのよね。


今、節電で街とか駅の照明が少し暗くなって
ほんとにほっとするよ・・・。
夜が明るすぎると、やっぱり情緒がおかしくなるでしょう。
夜はろうそくくらいの暗い照明で過ごすと、
人間、もっと思慮深くなるよ。
まわりじゃなくて、「自分の中」に意識が
向くようになるよ。重心が、世の中じゃなくて、
「自分」にかかる、ってコト。


ああ〜、いろんな想いが渦をまいていてうまくまとまらないけど、
みんなが、つつましく、自分の分をわきまえて
生活していけば、原発なんか絶対にいらないはず!
それは極端に言ってしまうと、この本にあるような、
日本人がもともと持っていたすてきな世界なんですよ。

「カネ」と「欲」の亡者に、
私たちのライフラインも牛耳られていた社会、
どーしたって、おかしい!!そう毎日思うんです。

 

ときわ

2011-03-28 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

福島への想い


ふり返れば2004年ころからご縁があって、
福島県の方々と、のどかな山々、自然からは、
私たちの音楽活動の「糧」となるものを
たくさんたくさん、いただいてきました。

地震、津波、そして放射能という
未曽有の事態にみまわれているのをニュースで見聞きし、
どうかみなさんが無事で過ごせますように
祈ることしか今はほんとうにできませんが、
時が来たら、必ず、恩返しをしたいです。

福島第一原発から一番近い常磐道のインターチェンジ、
「常磐富岡」の料金所のおじさんが
「◯◯◯円ですー」と言うイントネーションを聞いただけで、
東京暮らしのあくせくしていた心がほわっ、と軽くなり
「ああ、福島へやってきたー♪」とうれしい気持ちを
はやらせていたことなど、いろんな想いがよみがえります。

 

東京の街は節電で必要以上に照明がなくなり、
落ち着いた雰囲気。いつも、これでいいじゃない。

不安を煽られ買いだめしていた人たち、
その食料をちゃんと消費してくれればいいけど、
結局期限が切れとか悪くなった、とかでムダにしたら、
ほんとうに、天がただで済まさない!と思いますよ。

 

ときわ

2011-03-22 | Posted in ... Blog ...Comments Closed 

 

今、できること


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昨日、近所の公園へ散歩に行き、
ベンチに座って陽の光をあびていたら
セキレイが近寄ってきました。飛び方が変だったので、
よく見てみたら片足がありませんでした。
彼(彼女)もハンディーを負いながらがんばっているんだ。

普段の何気ない日常も、仕事ができることも、
歌がうたえることも「奇跡」の瞬間の連続で成り立っている、
感謝の気持ちを忘れてはいけないな、と強く感じます。

自然の力を前に、人間はなんと無力なのだろうと、
ただただ、被災地へ向けて祈るばかりです。
そして自分は、今できることを懸命にやるしかないと
言い聞かせています。

電気に頼らないように知恵を絞りながら、
今日もがんばりましょう。

 

ときわ

2011-03-17 | Posted in ... Blog ...Comments Closed